習い事って何だろう?

・子供の頃の習い事は、大人の言いなりで通っていたものばかりだったな…
・大人になってから習い事を始めてみたけど、お月謝を払っているだけで何も身についていない気がする…

この感覚にお心当たりのある方、中々たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

習い事とは、何のためにするものでしょう。
生徒様が子どもであれば、親御さんの教育方針や、お子様本人のふとした瞬間の「やりたい!」の一言から始まるのかもしれませんね。
大人の生徒様であれば、何か(誰か)に憧れを抱いて始めるとか、すごく悔しい思いをして、それを克服するために始めたとか、趣味が欲しいと思って始めたとか…自らの前進や成長を目指して始める方が多いかと思います。
ご自身の意思で入学される生徒様に共通して言えることは、皆様『習い事に通うことで今より進化した自分になりたい』と思っているということです。その気持ちはとても前向きで、誇らしいことだと私は思います。

先ほどから私は「習い事」という言葉を使っていますが、習い事の中にはスポーツであったり芸術であったり、学業要素の強いものなど、本当に多種多様なものが存在しますね。
習い事…よく聞き慣れたこの言葉には、一人一人の個性があり、ドラマがあり、夢があると思いませんか?習い事を機に将来の夢を見つけたり、特技を手に入れたり、最近では、将来のパートナーを見つける人もたくさんいたり…

習い事を、人とは違うオンリーワンの人生を作るツールにして欲しい。私はそんな願いを持ってレッスンを行います。

「なりたいあなたになる」ために

このページの始めに書かせていただいたことを、しつこいですがもう一度…

・子供の頃の習い事は、大人の言いなりになって通ったものばかりだったなぁ…
・大人になってから習い事を始めてみたけど、なんだかお月謝を払っているだけで何も身についていない気がする…

このように感じる皆様に共通して言えるのが、恐らく「主体的に行動できていない」ということではないでしょうか。
私のレッスンでは、”教わる”だけではなく、”理想の演奏者像を自ら追い求める”力を一緒に追求します。

演奏をするとは、アウトプットの行為であります。
そのため、レッスンが”習う”の受身型(インプット)だけでは、いざ発表会やコンサートなど、人前での演奏、つまりアウトプットする時、未経験の事、もしくは日頃経験し慣れていない行為を行うことになるのです。生徒様側も、講師側としての私も、これでは十分なレッスンを受けた(行なった)とは言えません。

そのため、この教室のレッスンでは、生徒様がどう感じたのか、どんな疑問があるのかを、繰り返し問いかけます。

生徒と講師でありながら、どちらも一音楽家として二人三脚で高め合っていきましょう!

『なりたいあなたになれるレッスン』とは

どの生徒さんとも、毎回レッスンを始める前にディスカッションをして、その日の目標を決めてからスタートします。
そしてレッスン終了の際には、その日得た感覚やできるようになったことを一緒に確認します。
私自身、この方法を自身の日々の練習に組み込むようになってから、演奏技術の成長スピードが上がったことを実感しています。

「歌が上手くなりたい。」生徒さんは皆様総じてこう言うでしょうが、そのきっかけ、理由、理想の姿は全員違うはずです。
音楽という目に見えない芸術を高めていくからこそ、目標を具現化し、できる限り実行可能にすべく取り組むことが重要です。

MUSISM 五味 由利子